「牛を川に連れていっても、水を飲むかは牛次第」

「塾に行かせれば」「予備校に行かせれば」と考え、塾・予備校にお任せして結果が出ないことで悩まれる保護者様が良くいらっしゃいます。
「牛を川に連れていっても、水を飲むかは牛次第」という言葉を聞いたことがあります。塾や予備校に行かせることは川に連れていくこと、水を飲むということは自分で勉強することということになります。授業で理解しても、教室を出ると同時に忘れてしまうというお子さんが見受けられます。
これは、自分で勉強しようという気持ちが無く、「行かされている、だから行っている。」という気持ちがあるからです。やはり勉強は自分が何度も繰り返して、「頭」ではなく「身体」で覚えて初めて結果が出せるようになります。したがって、よく言われる「やる気スイッチ」を押せるか否かです。
この「スイッチ」は生徒本人が「自分でも解ける、自分でもできる」と思い始めた時から入っていくと考えられます。ただ、この「やる気」が入るには勉強でつまづいた時点からの時間に比例するのではないでしょうか。
子供たちに一番の影響を与えられるのは保護者様ご自身です。「親」の背中を子供たちは見ています。言葉ではなくご自身も勉強している背中を見せるのも良策かもしれません。