新年明けましておめでとうございます。


昨年はコロナに振り回された1年でしたが、皆さまにはいかがお過ごしだったでしょうか。
今年は、お正月早々、緊急事態宣言が発出されるとのこと。遅きに失した感は否めません。
前回の宣言から数ヶ月も経ちながら、また、冬場には気候要因も加わり、更に厳しい見通しが話題に上がっていましたが、政府や政治家たちは喫緊の課題であるコロナ対策を後回しにしていたのでは、ないでしょうか。
菅首相は、「先手、先手の対策」と言いながら、現場の都道府県の首長に任せたまま。しかし、日本の政治体制は、地方自治より中央集権が現実。まったくリーダーシップも取れずにいる姿には幻滅しか感じません。また、国会も18日まで休会。国会議員は正月休みを堪能し、コロナ対策の現場である医療従事者に任せ切りです。支援金を払えば、それで良いのでしょうか?
コロナで仕事を失い、将来に絶望している人たちが多くいらっしゃるなかで、国会議員は賞与ももらい、肝心なときには休んでいる。彼らは何を考えているのでしょうか、わたしには理解できません。
特に、受験生を預かる学習塾としては、ここまでいい加減な政策には腹が煮えくりかえる思いです。16日には大学共通試験が始まります。感染対策を万全にした上で実施とのこと。会場の大学側が完全な対策が、この感染爆発の時期に果たして取れるのでしょうか?
この後、本番とも言うべき大学の独自試験が続きます。共通試験で、もしクラスターが発生してしまったら、最重要の試験が受けられ無くなる生徒も出てくるかもしれません。感染した生徒の救済措置を取るにしても、後遺症が残った生徒は自分の力を発揮できるのでしょうか?
国民目線を持たない政治には、諦めと失望しか感じ得ません。